もっと、生きてほしかった……



「良かった…。
不味いって言われたらどうしようかと思ったよ(笑)」




そう言って私ははにかんだ――。



すると、海斗が急に真顔になって………



「今日、一緒に寝るか?」



って言い出した……。



「……!///
えっ…何で急に…///」




動揺を隠せない私とうってかわって、海斗は冷静だった――。



「いいじゃん。
今日はお前を離したくねぇ気分なの!」



「海…斗……」



「ほら。
片付けは明日!

先に風呂入ってこいよ。」




誰が片付けるかも知らないで、勝手なことをポンポンと言う。



でも、私は嬉しかった――。



私は必要とされてるんだって、嬉しかったんだ……。



「分かった!
じゃあ先に入ってくるね?」





お風呂に入っている間も、海斗の言葉が頭を回っていた………



『今日はお前を離したくねぇ気分なの!』



こんなこと言われたの初めてだった……。



海斗もきっと照れ臭かったハズなのに……ホント、驚くよね……。




「海斗!
上がったよ!」



「おぅ。」




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