もっと、生きてほしかった……
おじさんとおばさん、私の3人で食べる朝ごはんは美味しくて、何より楽しかった。
最近のお母さんたちとは溝ができてた。
そのことに気づけなかった私。
海斗のことばかりで、お父さんお母さんも我慢してたハズなのに………
いつも何も言わなかった。
溝ができてたなんて嘘―――
私が作ってたんだ――。
何でだろう………
私、家族よりも海斗の方が大事――
でも、家族も失いたくない。
わがままだよね…。
分かってる。
でも、どうしても必要なの――。
今なら許してもらえるかな――?
そんな都合の良い話はないって分かってるけど………
「それじゃあ行きましょうか!」
「はい……」
どうしよう………
勢い余って言っちゃったけど逢いづらいよ……。
どんな顔すればいいの―――。