もっと、生きてほしかった……
私は海斗の肩に頭をのせた。
「美波…?
こんなことしたら空が怒るんじゃねぇの?」
海斗が驚いた顔で私に聞いてきた。
あぁ、忘れてた…。
でも何だか今は、今だけは
忘れたい………
「今は、このままでいさせて?」
だって今は海斗といたいんだもん…。
何でか分かんないけど、
私
海斗といると
安心するんだもん。
「分かった。」
それから海斗は何も言ってこなかった。
海斗の肩に頭をのせていると何だかウトウトしてきて、私は目を瞑った。