もっと、生きてほしかった……




私……宛――――



いきなりドクドクと心臓がうるさく響いた。



これを押すと、私は変わるのかな――?


性格自体、変わっちゃうのかな……。



「でも、このままじゃ何も変わらないよね――?」




意を決して、再生ボタンを押した。





『あーあー
ちゃんと入ってっかな?

えー…美波。
始めに……ゴメンな?

お前、きっと俺が死んでたら毎日泣いてんだろーな。笑

てか、この動画見てるってことは俺はもうそっちにはいないか…。

謝るとかそういう問題じゃねぇけど、お前が傍にいてくれてすげェ嬉しかった。

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