もっと、生きてほしかった……



「もーさ!
美波がいない間にさ…」



「何言ってんだよ!
夏歩は〜(笑)」





(笑)



何にも……変わんない。

みんな、笑顔で明るくて気を全然使ってない。



私のためかな…?

それならお礼言わなきゃね…。



大切な中間。

大好きな中間。


そして、これからもずっと私の居場所――。



海斗を失ってから、忘れかけてた…。



大切なモノ、見失うとこだった………



ホントはいつだって待っててくれたんだよね――?




みんなは―――――




「美波!
着いたよ!!」





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