もっと、生きてほしかった……




「ホントに1人で大丈夫だって。

みんなに迷惑かけられないから。」



「そんなこといってる場合じゃないよ!

美波までなんて……私やだよ…。」




夏歩………



「心配してくれてありがとう。

でも、ホントに大丈夫だから!

それに病院行ったら必ず連絡するからさ!」



「……ホント?」



「うん!!」



「………。
分かった。じゃあ、学校に残る。

でも、必ず連絡してね!

絶対だよ!!」



「うん。」




嘘は、もうつかないよ。


必ず安心させてあげるから……。



だから、私を信じていてね――。



「じゃあね。」





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