もっと、生きてほしかった……



「おはよー!」



「あっ!美波!
おはよっ!」



「あのさ……
昨日の病院なんだけど。」




私がそう言うと、いち早く夏歩が飛び付いてきた。



「そうそう!
どうだったの!?」



「あの…ね?
できてた………」



「えっ…?」



「海斗との赤ちゃん……できてた。」



すると、その場にいたクラス全員が………



「「えぇぇぇぇ!?」」



「美波ちゃんに……赤ちゃんが…」



「嘘!?
美波、おめでとー!!」



「///ありがとう。」



「じゃあ今日はお祝いか!」



そして、なぜかみんなでカラオケになった。



「私、明日から学校休むことにしたの。

先生にはもう言ってあるから。

それで、実家に一旦戻ろうって。」



「うん!
じゃあ私たちもまた様子見に行くね!」




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