もっと、生きてほしかった……
「美波…ホントなのか?」
「うん…ごめんなさい。」
ホントに私、
このままでいいのかな?
私、やっぱり分からないよ……
空のことすごく大切なのに、傷つけたくないのに、
私の弱さが出ちゃうんだ……。
「美波、知っててやってんの?
俺、本気で怒るぞ。」
そ……ら?
なぜか空の声はいつもの何十倍以上に低く、怒りが満ちていた。
顔も鋭く私を睨んでいて、いつもの空の優しそうな顔がみじんもなかった…。
「空…?」
私が呼んだ瞬間、
空が手を上げ勢いよく降り下ろしてきた。
そして……
バシィーン!
鈍い音が響いたかと思うと、私はバランスを崩し地面に倒れ、頬に物凄い痛みが走った。
「……っ…!!」