もっと、生きてほしかった……



「美波の彼氏のくせしやがって…!

信じられねぇなら付き合うなよ!!

コイツはコイツなりにガンバってんだよ!

なのに信じてもらえなかったら美波が傷つくんじゃねぇのかよ…?

お前が信じてやらねぇでどうする?!

俺は……



俺は



美波と付き合えてるだけで羨ましいのによ……。」




最後声が小さくてよく聞こえなかった。



でも空にはバッチリ聞こえてたみたいで驚いた顔で海斗を見ていた。




海斗……
私のために空を殴ってくれたんだ………



あんなに必死に訴えてる海斗、初めてだな…。




ありがたいような…


寂しいような…



何だかもうよく分かんないや!



どうなってるのかもさっぱり分かんないし……



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