もっと、生きてほしかった……
空の束縛
自分の部屋に入り、まず私は鞄を机の上に放り投げベッドに座った。
スカートのポケットからおもむろにケータイを取りだし、反射的に夏歩宛でメールを打っていた。
――――――――――――
To.夏歩
連絡なしにサボってゴメンね。
今、myroomにいますっ!
明日夏歩に相談したいことがあるから朝、屋上で待っててくれないかな?
From.美波
――――――――――――
メニュー
空の束縛