もっと、生きてほしかった……



「夏歩……
私、もっと大人に…強くなるから…!

ずっと夏歩に甘えてるのは良くないから、私ガンバるよ…!!」



そう私が言った後、
夏歩は優しく笑い頷いてくれた。



今の夏歩のココロは、

きっと自立する子どもを見送ってる気分なんだろな……。



そんな夏歩に応えられるように、ちゃんと自立しなきゃね。



そして私は屋上を後にし、教室に帰った。



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