もっと、生きてほしかった……
「美波は知らなくていい!!
俺が教えてやっから次の授業サボんぞ。」
めずらしく取り乱した海斗の姿……
何か今日、海斗おかしいよ?
「えっ…別にいいけど…。」
そう言った瞬間勢いよく腕を引っ張られて私は屋上に連れて行かれた。
夏歩たちの方を見ると手でガッツポーズをしていた。
はぁ…
これは私の“チャンス”だよね?
せっかくの2人の時間なんだ。
夏歩たちの期待に応えないとね!