もっと、生きてほしかった……



ギィーっ



軋んだ音とともに扉が開き眩しい太陽の光が目にさしこんだ。



「眩しっ……」




まだ目がなれていないせいかいつもより眩しく感じた。



「久しぶりだよね〜♪」



空と別れる前だから久しぶりに感じる。



「美波!
こっちおいで。」




海斗の甘い声……



その声に自然と反応しちゃって私は勝手に海斗の隣へ行っていた。



「海斗?
さっきのって何だったの?」




一番聞きたかったことをすぐに聞いた。



「えっ……」



急に慌てだす海斗……。


もう!
教えてくれるって言ったのに~!!



「教えてくれるって言ったじゃん…」




私はあえてぷくーっと頬を膨らましてみた。



こうしたら教えてくれるかな?






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