もっと、生きてほしかった……



眩しい光とともに私と夏歩は屋上に立っていた。




広々とした青空の下はいくら気分が下がっていても自然と笑みがこぼれてくる。



この屋上に来るのは何回目だろうか………




そう思うくらい何回も来ている…。



でもいつだってココに来たときは明るいキモチで前向きにガンバれた。



今回もそうなったらいいな……



密かにそんな願いを胸に秘め、私は夏歩に話し出した……。




海斗と美海ちゃんの関係



そして、私のキモチ……




「そうだったんだ…。
幼なじみ…ね。

だったら昔に何かあったんじゃない?

例えば付き合ってた…とか。

好き同士だった…とか。」



夏歩の一言に胸が締め付けられる私………



海斗……

あなたは彼女である私より、幼なじみの美海ちゃんを選んだの……?



ねぇ……
あなたのキモチはどうなったの…?




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