もっと、生きてほしかった……
「私、海斗と………
別れたんだ……。」
消え入りそうな小さな声………
ちゃんと聞こえたかな?
「えっ……
美波、何…言ってんの?
あんなに好きだって言ってたじゃん……
何が、あったの…?」
そりゃ信じられないよね……。
夏歩の言う通り、
私は海斗のこと大好き“だった”んだもん……
ううん
今でも大好きなんだよ…
「海斗ね…?
何にも分かってくんなかった…。
私のキモチに……
だからね?
昨日、思いっきり殴ってきちゃった…(笑)」