男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~

┣同じ願い





―――――――――
*淨弥side*
―――――――――




夜中の1時。

隣でスースー寝息をたててる椎の手を軽く握って、俺は一人でニヤけた。




「…幸せ」


こんな幸せ味わったの、初めてだ。




でも……、

「…我慢、きついな」


…こう言っちゃ、なんだけど…、

俺と椎、…まだ体を重ねあってない……。




いや、俺も男だし…。
好きな女を目の前にして、なんも感じない訳、ないだろ。




でもやっぱ、椎のために、我慢する。




< 119 / 220 >

この作品をシェア

pagetop