男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~
「僕…もう耐えられないよぉー………!」
「んなっ!?」
そう言って抱きついてきた唯抖に、あたしはびっくりすることしかできなかった。
「あっ、唯抖、おまっ、なにやってんだよ!!」
宇津井は唯抖を見て、なぜだか分からないけど慌て始めた。
「あ、俺も抱きつく」
口を尖らせたまま、靖杜は席から立ち上がり、後ろからあたしを抱きついてきた。
「あっ、あの……」
淨弥……。
…へるぷ、みー…。
「隼人君一緒に食べようよ~」
「えぇずるーい!あたしも~」