男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~
「俺、隼人言うねん。
せやから、隼人って呼んでな?」
……なんだ。
友達気取りか。
俺は認めないからな。絶対。
「…あぁ」
あぁ。
気分わりぃ。
「椎ちゃんの彼氏て、クールやなぁ」
おい。
その手、どこに触ってんだよ。
俺は椎の頭を撫でてる隼人の手を掴み、
「気安く触らないで欲しい」
と言った。
「…椎ちゃんの彼氏て、ヤキモチ妬きやなぁ」
隼人はそう言って、ニコッと笑う。