男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~
はっ…。
「ヤキモチ妬きで何が悪い」
そう言ってから、椎を見たら、
椎は顔を真っ赤にしながら下に俯いてた。
…なに照れてんだ。
「いや、別に悪いとか、そんなこと言ってなんやんけ。
ほんじゃ、行こか!」
そう言って、隼人は一人歩き出した。
「せ、淨弥、あたし達も行こう?」
「…なんであいつが居るの」
俺がそう聞くと、椎は一瞬固まり、
「なんでもないよ!
と、とりあえず、行こう!!」
と言って作り笑いした。