男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~
「うん…、心配かけてごめんね?」
「うんっ♪
…てか、泣いたの?」
うっ。
急にブラックになった。
「…すっ、…少し」
あたしが苦笑いしながらそう言うと、唯抖は淨弥を思いっきり睨んだ。
うほぉーーっ。
こわぇ………。
「…何やってんだよ淨弥。
椎榎泣かしたとかマジぶん殴りたくなるんだけど」
………ぶん殴りたくなるだぁーーっ?!
唯抖がこういう言葉を使うなんて……!!!
「…ごめん」
淨弥は真面目な顔で唯抖に謝る。