男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~
胸がきゅーんとする。
嬉しくて、
にやにやしちゃう。
「あたしも、大好きっ」
淨弥…、
可愛いなぁ…。
「…キスしたい…」
あたしの耳元でそう囁く淨弥。
「…うん」
恥ずかしながら頷くと、
淨弥はクスッと笑って、ゆっくり顔を近づけてきた。
ドキドキしながら目を閉じて待ってると、
ちゅっ
と一瞬、柔らかい感触がしただけだった。
「…え?」
これだけ…?
「…何?
物足りないの?」