男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~




あっ、佐田先生…。




「あー佐田ちゃん、それ燃やしていいよ」


靖杜はポスターの紙を広げながら言う。




「あっ僕も賛成ーっ」


唯抖も不機嫌そうに言う。




「そうですね、そうしましょうか」


ちょっ、えっ?!




「せっ先生っ!!燃やさないでよ!」


あたしは急いで椅子から立ち上がって、先生の所へ行く。




「…椎榎さんはこの写真、欲しいの?」


佐田先生は頭を傾げながらあたしに聞く。




「あ、当たり前じゃないですかっ」


燃やされてたまるかっ。




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