男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~
「まったく可愛いですね…。
燃やさないですよ。先生もそこまで心が狭くないですから。
はいどうぞ」
佐田先生はクスクス笑いながらあたしに封筒を渡す。
はぁーよかった。
燃やされたらどうしようかと思ったわ。
そう考えながら椅子に座ると、
淨弥はあたしのそばにやってきて、しゃがんだ。
「……バカだな」
「え?」
ポカーンとするあたしに、淨弥は優しく微笑む。
「……ますます好きになる」
……え?
淨弥は背伸びして、