男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~
「…別に」
佐田ちゃんは静かに俺の隣に座った。
「お昼の時、どうしたの?」
……忘れてた。
「…ごめん、迷惑かけた」
テーブル……。
「淨弥が謝るなんて、ねっ。
ずいぶんと素直になったね?」
「かッ、からかうなよッ」
何恥ずかしいこと言ってんだよ…。
「照れてるッ♪
ていうか、ここ、落ち着くよね」
目の前の噴水を眺めながら、佐田ちゃんは言った。
「…椎榎さん、モテますよね」
「………。」