インターン・シップⅡ
広い玄関は大理石。
長い廊下にはカーペット。
その廊下を彼の後から着いて行けば、先にある扉を潜りリビングに通された。
何十畳??…ってぐらい広く、窓からは街の灯がキラキラと輝いていた。
「適当に座って~」
そのお言葉に甘えてソファーに腰掛けながら目を走らせ、失礼にならない程度に部屋の中と彼を見た。
この男の家なんだろうか…?
あのナリで何の仕事してんだ?
…………100%弟じゃないな、うん…。
「うわっ、茶ぁねぇわ…。
なぁ、スポドリしかねぇんだけどいぃ?」
一応気を使ってくれている彼に「お構いなく」と言ったけど、彼は氷をいれたグラスにスポドリを淹れて、コースターもつけてだしてくれた。