インターン・シップⅡ
「いや、違うんすよ?
俺らはそんな変な関係じゃないっす。利害一致ってやつらしいっす。
みんな金に困ってたり、住むとこなかったりでここに身を寄せてるんすよ」
「…おい。
“みんな”ってどうゆうことだ?
まさかまだ他にもいんのか!?」
思わず身を乗り出してきいた俺に、背中をピッタリとソファーの背もたれにくっつけて怯えるヨウ。
ピピピピピピー…!
急に鳴り出したカウンターの目覚時計に気をとられてる隙に、ヨウはソファーから離れ
「おっと!時間だ。
起こさなきゃ!」
そう言うと、今までヨウが座っていたソファーの後ろにある扉をコココン!とノックし、扉を開け真っ暗な部屋に消えて行った。