インターン・シップⅡ
アイツの部屋らしき中へ消えて行ったヨウを気にしながら、ソファーに座ったまま聞き耳を立て様子を伺った。
「サツキ~?9時だ、起きろ。飯食って薬飲め」
「…………~~……。」
「ダメだ、ちゃんと食え。
食って薬飲んだらまた寝りゃいいだろ?熱下がったのか?」
「……~~~……~…」
「とりあえず起きて水分取れ…って、おい!
それ俺の服じゃねぇかっ!ないと思ったら…お前かっ!…え?何だって??」
「~~~~~……~~…」
「あぁ、お前週末にまとめて洗濯するから着るのがないのか。
でも汗かいてんじゃん。新しいの貸してやるからそれに着替えろ」
そう言って部屋から出てきたヨウは俺と目が合って「…あっ!」と小さく声を上げた。