インターン・シップⅡ
でも頭ごなしに反対する社長に彼らの話をしたって無意味だ。
まぁ…プライベートなことだからここで社長にペラペラ2人のことを話すつもりもないけど。
「私が…その…後先考えずにここに転がり込んできたことは……非常識かもしれませんが…でも、2人のことをあまり知らないのに悪く言われたら不愉快…です」
「……………。」
「……………。」
何とも言えない空気が流れ、微妙な雰囲気にリビングは包まれていた、その時―――――――…。
ガチャ…――――――。
リビングのドアが開いたから顔を向けると…
「あ…千ちゃん…。おかえりなさい」
この部屋の持ち主、千ちゃんがこの最悪なタイミングで帰ってきた。
千ちゃんはチラッと、ソファーに座る社長を見るとネクタイを緩めながらこっちに近付いてきて…