インターン・シップⅡ
夢であって欲しかった出来事たちを一気に思い出してさらに頭が痛くなった。
「とりあえずこれ飲め」
そう言って差し出されたコップをベットから起き上がって口につけた。
冷たいスポドリが喉を通って火照った体にどんどん吸収されていく。
「ありがと…」
そう言ってコップを千ちゃんに返すとベットの背もたれに体を預け、ふぅっ…と大きく息を吐いた。
千ちゃんはイスに腰掛けると下を向いたまま受け取ったコップを見つめていて…何か言いたそうな顔だった。
尤も、ベットサイドに置いてあるスタンドライトの薄暗い明かりだけしかついてないからお互いの顔なんて見えやしないんだけど。
「どうかした…?千ちゃん」
薄暗い明かりの中でボンヤリと天井を見ながら聞いた。