インターン・シップⅡ
階段前でその女と押し問答を繰り広げていたら…
「どうしたの、サツキちゃん?」
騒ぎを聞きつけた蓮司さんが2階から顔をだすと、ピタッと動きを止めたその女は「レン~!」なんて、猫撫で声を出した。
「あれ?カオリ!?」
あれ?知り合い??
どうやら知り合いらしい2人を交互に見てたら
「何だよ、うるせぇなぁ~?」
今度は社長が部屋から出てきた。
「あ、ハル~!」
「…げっっ!カオリ!?」
「『げっ!』とは何よ~!」
3人だけで会話が成り立ってるみたいで1人おいてけぼりの私。
「あ、サツキちゃん。
彼女はカオリ。俺らのツレだから大丈夫だよ」
そんな私に気づいたのか、蓮司さんが説明してくれた。