インターン・シップⅡ

近寄り難いオーラは薄れ、穏やかになった2人。


よく見たら容姿も良く、たまに見せる笑顔なんかも女子のハートを鷲掴みだったらしい。


それからは男女問わず社長の周りには人がいた。


クラス替えで一緒になったジュンさんも一緒にいるようになった。


一緒になってバカやって、先生に怒られて。

仲間内の誰かがフラれたらお腹抱えて笑って、みんなで慰めて。


そしてまた仲間内の誰かが恋したら茶化しておちょくって。そうやって囃立てつつも本気で応援して。


「毎日が楽しくてバカみたいに笑ってたよ。くだらないことでも楽しかったのはみんな一緒だったからだろうな…。」


少し遠い目をしながら、でもどこか楽しげにジュンさんは昔を振り返ってた。


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