インターン・シップⅡ
「俺は美容師に憧れて高校卒業後は美容学校に進学したから、みんなとは離れたんだけど…。
大学行ってからのアイツらの噂もよく聞いてたよ。相変わらず周りには人が集まってて目立ってるって。
でも…大学3年になる頃だったかな??
ハルとレンが本格的に自分達の将来について考えだして、会社を興したいって言い出したんだ。
だけどそれは……2人にとってはごく自然の成り行きの話で、もちろん実現したい夢だったんだけど…周りはそれを許さなかった」
「……周り?」
「特に…ハルの親父さんがね。大反対だよ。
ハルは1人息子だしね。行く行くは…会社を継がすつもりだったんだろう。
それが…自分で会社を興すって言い出すわ、経験積むためにも就活するし……寝耳に水もいいとこだろう?」