インターン・シップⅡ
「何もかもがハルらしいだろ?
きっとその時の辛い経験が今活かされてると思う。
だから夢を叶えて、自分の会社建てれたんだよ。
ハルの親父さんは、ハルから全てを取り上げたら頭冷やして許しを乞うだろうと思ってたんだろうな…。
逆に火をつけることになるとは知らずに…ね」
そう悪戯っぽく笑ったジュンさんだったけど、真っ直ぐ私を見据えると今まで話してた時には見せなかった真剣な顔して私の名を呼んだ。
「サツキちゃん…?
きっとハルは…この話をサツキちゃんにしないと思う。
『貧乏苦労話して何が楽しいんだっ!自分の恥じ晒してるだけじゃねぇかっっ!』…とか何とか言っちゃってね…?」
…うん。
100%言ってそうかも…。