インターン・シップⅡ
えっ!?瞬間移動??……って疑いたくなるぐらいの早業で2階から下りてきた社長に驚いていた私だけど。
そんな私なんかは一切無視で、私にズンズンっと詰め寄った社長は珍しく冷静さを欠いていた。
「違うからなっ!?
アレはカオリの悪ふざけだからな!深い意味なんかないからなっ!
お前が思ってるような、そんな変な関係じゃないからなっ!」
ガシッと私の二の腕を掴み、早口に捲し立てて力説する社長。
だけど、そう説明されても何を理解し、どう受け止めたらいいのかわからないから曖昧に笑みを浮かべておいた。
だって…何て言ったらいいのかもわかんないし。
責めることも、怒ることも…泣くことも違う気がする。
だから社長に弁解されたって、例え謝られたって…何て言ったらいいかわからない。