インターン・シップⅡ

「お前は…俺に何も話さない。

俺を頼りもしないし、我慢して自分の中に溜めるばかりだ。

文句や不満すら言わない。


それでもそれがお前の性格なら仕方ねぇし、強要することでもねぇ。

お互い徐々に慣れていけばいいと思ってた。


だけどお前は……誕生日すら言わない。住んでるところも、ましてや…ルームシェアしてることも男と住んでることも。

他の女とのキスシーン見たって顔色ひとつ変えやしねぇ。…ハッ、挙句の果てには気にするな…。


じゃあ俺はどうしたらいいんだよっっ!!」


そう言うとやるせない思いをぶつけるかのように、私を掴む手を力任せに離した。


そして背中を向け…


「もう…お前が分かんねぇ」


ため息と共に、恐らくずっと社長の胸に燻ってた本音を漏らすともう私を見ることなく背を向けたまま部屋を出て行った。

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