インターン・シップⅡ
平日の昼間っから勉強しなくてもデートしてくればいいのに…。あ、図書館デート?
いや、でもそんな勉強熱心な2人には見えないけどなぁ…。
…なんて、そんな失礼なことを考えながらその2人を見てたら彼女さんと目が合ってしまい慌てて今閉じたばかりの本を広げ読んでるふりをした。
自分でも明らかに怪しいと思う私は、やっぱり周りから見ても怪しいらしく…。
「カップルが羨ましいならあんたも彼氏作ったら?」
挙動不審な私を呆れながら現れた親友リサ。
「リ、リサ…!
いつからそこに?」
「あんたが指をくわえて羨ましそうにカップルを眺めてるところから?」
「くわえてないわよっ!しかも、別にうらやましくないしっっ!」
随分な言われように憤慨すると「冗談よ」と笑って横に座った。