インターン・シップⅡ
居心地が悪くなった私たちは図書館をそそくさと後にしてキャンパス内にあるカフェに入った。
陽が当たる窓際の席に座ると運ばれて来たホットココアに口をつけたリサは人で賑わう外を眺めながら口を開いた。
「久しぶりだね~」
「…ん?」
「サツキとこうやってゆっくりここでお茶するの」
「あ~…うん。そうだね…」
昔は…って言っても1~2年前だけど。
よくここでリサとお茶を楽しんでた。
ランチはもちろん、休講の時や授業終わりなんかも。
リサはコンパの花形で、いつもコンパにひっぱりダコ。
そんなコンパの次の日には必ずここで「昨日はイケてなかった~」って愚痴ったり、「久々にヒットよっ!絶対落とすっ!」って意気込んでたり…。
いつもそれをハハハ…と聞く私。