インターン・シップⅡ
ふと、窓ガラスに映る自分の姿を見て……そりゃそうかと納得できた。
ノースリーブのシャツにカーゴパンツ。
頭は相変わらずのおだんご。
すっぴんではないけど、幼さの残るヘタクソなメイク。
この格好じゃあ……恥ずかしいかも。
社長秘書って呼ばれる人はみんなパリッとしたスーツを格好良く着こなして、バリバリ仕事ができるキャリアーウーマンっぽい。
それに比べて…どうよ、コレ。
思わずため息がこぼれた。
「…ちゃん。サツキちゃん?」
私を呼ぶ声に、ハッと現実に帰れば蓮司さんが立ってた。
「あ、ごめんなさいっ!どうしました?」
慌てて取繕ったけど、蓮司さんにはお見通しなのかクスッと笑った。