インターン・シップⅡ

「大丈夫。
サツキちゃんにはサツキちゃんの魅力があるんだから自信持って」


「…え?」


何でもお見通しの蓮司さんは、優しい笑顔を浮かべながらそう言ってくれた。


「カオリは高校の時からのツレなんだ。同い年なんだけど、甘えたでわがままで…妹分って感じなんだよね」


美人だけどわがままな性格だからか友達はいないし、いつも1人のカオリさん。


くじ引きで決まった委員会で社長と一緒になったものの、理由をつけては毎回サボるカオリさんについに社長がキレたそうだ。


だけど、今までカオリさんと話す奴もましてや怒る奴もいなかったから、社長にキレられたことが相当嬉しかったみたいでそれ以来ついてまわるようになったらしい。



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