インターン・シップⅡ
「だから今回のことはただのハルのヤキモチだよ」
ハル格好悪~!…なんて笑いながら話をまとめる蓮司さんだけど、全然納得いかない!
「ヤ、ヤキモチって誰が、誰にですかっ!
そんなんじゃないですよっ!そんな…」
何でか分かんないけど恥ずかしくて、照れてしまって。
顔を赤くしながら精一杯反論する私を蓮司さんはクスッ…て笑う。
「ハルがサツキちゃんにだよ。
『俺はこんなに愛してるのに…何で伝わらないんだー!』って。
『他の女とキスしてたって妬いてもくれないのかー!』ってね」
ヒヒヒ…としか形容の仕様がない笑いを浮かべて茶化す蓮司さんに少しの殺意を抱いた。
でもダメだ。相手が悪い。
社長を知り尽くしているだろう蓮司さん相手に何言ったって無駄だ。
今みたいに言いくるめられるのがオチだ。