インターン･シップⅡ

蓮司さんはそう言ってくれたけど。


「肝心の社長がそう思ってるかは…微妙な気がします…」


不満気に可愛くないことを言ってしまった。


そしたらちょっと目を見開いてびっくりした蓮司さんだったけど。


｢いやいやいや…。

いくらハルが馬鹿で無鉄砲でもね？？

何とも思ってない子のために会社を担保にヤクザと勝負なんかしないよ。

サツキちゃんのこと、好きだからに決まってんでしょ？｣


クスッと笑っていたずらっぽく言うもんだから、一瞬にして顔が赤くなっちゃった。


だけど…その言葉に“あぁそっか…私もうちょっと自信持っていいんだ”って思えた。