インターン・シップⅡ
お互いがお互いの知らせにホッ…と胸を撫で下ろした。
「でもすげぇな、レン。
俺の分とお前の分とでかなりの量だったのに…よく終われたな。…無理してんじゃねぇの?」
皮肉とも取れるハルなりの気遣いを俺はワザと気付かない振りをしといてやった。
「あぁ…まぁな。
……と言いたいとこだけど、ありゃマジで厳しかったぞっ!?
お前、溜め過ぎなんだよっ!さっさとしとけよなっ!」
「お前もだろうがっ!!」
そう言って一先ず笑い合ってから簡単にお互いの状況報告をした。
「じゃあ、出来上がった分は後でハルのパソコンに転送しとくよ」
「おう。悪ぃな!」
「お前、帰ってきたらサツキちゃんにちゃんと礼言えよ~??
あの子がいなかったら終わってなかったんだからな」