インターン・シップⅡ

「日曜の朝、夜勤明けで帰ってきた千ちゃんがリビングで倒れてるサツキを見つけたんだ。

最初は寝てるんだと思ったんだ。

周りに酒の空き瓶が何本も転がってるし、飲み過ぎたんだろう…って。

だから『部屋で寝ろ』って言いに近付いたら……服も髪も濡れてて…。

多分、その前の日すごい雨だったから傘持ってなくて濡れたんだと思うんだけど。

だから…尚更起こさないとって、揺すったら…手から…サツキの手から……空になった睡眠薬の瓶が落ちて……。」


“サツキ……自殺しようとしたんだ…―――――――。”


止めを刺すその言葉に、その場にいたヨウ以外の全員が言葉を失った。


泣いていたはずのカオリも、信じられないと息を飲んだ。


俺も……信じれなかった。そんなこと急に言われて信じれるわけもなくて。

“そんなの嘘だ!”って叫びそうだった。

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