インターン・シップⅡ
一瞬、部屋の窓から射し込む太陽の光に目を細め、だがもう一度部屋の中を見たら…―――――――――――――――――――――――――…。
そこには“絶望”が横たわっていた。
まるで生気を感じない青白い顔。
無理やり生かされてるかのような酸素マスク。
細っこい腕に挿さる点滴の針。
そして……そのサツキちゃんを、ベットの横に用意されたパイプイスに座ったハルが見つめていた。
ただ静かにサツキちゃんを見つめるハルの目は暗く沈み、その横顔は悲しみを帯びていて…。
俺が部屋に入ってきた事にも気づかないぐらい茫然とするハルに…情けないけど掛ける言葉が見つからなかった。
だから静かに部屋のドアを閉めると、ハルの隣りのイスに黙って腰を下ろした。
無言の時間が何分か過ぎて…先に沈黙を破ったのはハルだった。