インターン・シップⅡ
「………………俺のせいだ…」
「何言ってんだよ!お前のせいじゃねぇよっ!
バカなこと言うなっ!」
やっと口を開いたと思ったらくだらねぇこと言いやがって…バカヤロー!
「俺だよ…。俺のせいだ。
カオリのパーティーの時だってそうだったじゃねぇか…。
初めての場所で緊張もしてただろうし、不安がってたアイツに俺は話し掛ける事もしなかったし、そばにもいなかった。
突き放して…寄せ付けさえしなかった」
「あの時のことは…俺にも非がある。
それにお前、あの後俺に言ったじゃねぇか…。
『カオリに俺たちの事がバレたら厄介だ。
このパーティーには俺たちの取引先やライバル社の奴等も大勢来てんのに、ここでカオリがへたに騒いでバレてみろ?
アイツは“利用”される。うちの失脚を望む奴等の格好の餌食だ』って…」