インターン・シップⅡ
そんな私とは対照的に、辟易と、やってられないと言わんばかりに社長はため息をついた。
「………社長?」
「まったく…やってられないよな?
何が日本支社設立パーティーだよなぁ~?こっちはクソ忙しいってのに…呑気なもんだぜ」
「……え?」
「カオリだよ。
久々に日本帰ってきたかと思ったら…アイツの会社調子良いみたいで日本支社を出すんだと。その設立パーティーするからこいって。
いきなり昨日の夜中に電話してきて…たまったもんじゃない」
「……行かれ…るんですか…??」
「まぁ…一応な?
俺らのツレもくるから会うのも久々だしな」
「そう…です…か…」
「あ?何だよ、シケた面して…。あ、何か用事あったのか?」
「…いえ。
…失礼しました」