インターン・シップⅡ

「その答えを知るには……サツキが目覚めるのを待つしかないでしょう?」


「そう…だろうけど…」


「だから言わなかったんです。あなたは…自分を責めるでしょうから。

真相が何なのかわからない内から自分を責めて何になります?

サツキの目が覚めて、サツキがあなたに伝えたければ自分から言うでしょう。

それまで我々に出来ることなんか…待つ以外ないんです」



……尤もだ。

医者らしい尤もな意見だけど……そんな杓子定規ではいかないから俺たちはここに駆け付けたんだ。


俺たちが駆け付けたところでサツキちゃんの目が覚めるわけじゃないけど。


そばにいて『起~き~ろ~』って念を送ったって無理だろうけど。


そんなことは重々承知の上で、だけど心配で居ても立ってもいられなくてここにきたわけで…。


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