インターン・シップⅡ
でも…予定もない私はこのまま真っ暗な部屋に帰ってどうするんだろう。
誕生日に1人で部屋に居て何が楽しいってんだ。
そう思ったら…別に祝ってくれなくても社長の側にいれた方が良いじゃん。
1人じゃないだけましじゃん。
頭の中でそう囁く自分がいて、気がついたら…
「…空いて…ます」
口をついて本音がポロッと出てしまった。
その私の返答に社長は眉を寄せ、蓮司さんは喜々として喜んでた。
「……本気でくるのか?」
脅すように社長がきいてくるから
「…え?だって、パーティーだったらおいしいものいっぱいありそうだし…」
そう言って誤魔化した。
「いいじゃん、ハル。
何をそんなに嫌がってんだよ?」