インターン・シップⅡ

確かに…社長は私が来ることが嫌そうだ。


別に私も、ど~…しても行きたいわけじゃないけど、そこまで嫌がる理由は何だろう…?


「別に嫌がってねぇけど、こいつは関係ないだろ?」


社長が言い放ったその言葉に…傷ついた。


社長が口が悪いことは知ってる。重々承知だ。


それでも…今のはひどいと思う。


関係ない―――――――。

えぇ、まぁそりゃ関係ないですけども。


なら何で私彼女なんだろう。関わらしたくないなら、境界線を引くなら私を彼女になんかしなきゃいいじゃない。


何とも言えない感情が胸の奥から込み上げてきた。


気を抜いたら涙がブワッと出てきそうで…。だから奥歯をグッと噛んで耐えた。


< 39 / 481 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop