インターン・シップⅡ
「おま…っっ!!
『関係ない』はないだろ!?サツキちゃんはお前の彼女だろうがっ!
彼女連れて行ったっていいじゃねぇかっ!少しはサツキちゃんの気持ちも考えてやれよっ!!」
蓮司さんが怒った。
怒ったことにびっくりして、泣きそうだったのが吹っ飛んだ。
「蓮司さん!
私、大丈夫ですから!お気になさらずっっ!
社長もこう言っておられますし、私やっぱり行きません。大体、元々よばれてませんしね、ハハハ…」
笑ってそう言ったものの、2人は睨み合ったまま。
「…レン。
こいつが俺の彼女だっつぅなら、お前こそ関係ねぇぞ?
連れて行こうが行くまいが俺の勝手だ。口出ししてんじゃねぇ」
怒りをたっぷり含んだ低い声で蓮司さんを威嚇する社長。